要約。
1、テレビでセンスのあるトップクリエーターが「最後の最後まで諦めない、粘る」みたいなことを『トップランナー』や『プロフェッショナル』みたいなドキュメンタリーで語るから、そこだけを真似する哲学というか方向性のないクライアントがやたら多い。
2、結局一番最初、もしくは3番目くらいのラフが一番よくできている。
3、けど、「本当にこれでいいのか? もっといいものがでるんじゃないか」
と粘る。
4、粘るのはいいけど、ラフに対して感想しか言えない。現状に対する感想ではなく、次、ここからどうしたいか方向性を言うのが仕事なのに。
5、自分じゃわからないから、いろんな人に見せていろんなこと言われて、結局方向性が右往左往。
6、土日はさむと、部下とかじゃないプライベートな仲間と会ったりしてズバズバ遠慮なくいろいろ言われ、2回転半くらい方向性が変わる、しかも毎週。
7、こんな人が多いから、その下、からのその下、……が苦しむ。そして仕事をもらっている制作会社の人も苦しむ。
8、結局何言っても「NO」って粘るから部下とかもギリギリまで何も言わなくなり、直前でミスが発覚したり、大幅な修正が納品日の前日の夜中に入る。
9、この流れが働いてる人全体を覆ってる感じが、帰る時間を遅くさせ、プレミアムフライデーって何?って状態を生み出している。
10、だからお願い。
11、トップクリエーターの人、お願い。
12、「ラフは3発目でOKを出す37の法則」とか、
「今の時代、粘るよりどれだけ早く世に作品が出せるか〜WEB上に作品を流せる時代の仕事の発注方法」みたいな本を出してください。
13、「ぼくはだいたい修正は3回以内って決めてます」みたいな「なるはや仕事術」的な構成で情熱大陸でまとめてもらえるような感じでテレビとかメディアでドンドン発信して欲しい。
14、こーなったら小池都知事にネーミング考えてもらってTOKYO主導で進めて欲しい。
15、みんながみんな粘らなくなって時間の余裕、心の余裕が多少生まれれば、逆にクオリティーは上がるはず(希望的飛躍)
16、そして念願のプレミアムフライデー
17、水曜はノー残業で映画でも行こう
18、からの花金
19、からの日本、仮想通貨も相まってバブリーな好景気(ハイパー飛躍)
終わり。
経営者とかの本とかは、
スピードとか、決断力とか、仕事のノウハウみたいな本たくさんあるのに、
なぜクリエーターのスピード決断力権限移譲。みたいな本がないのか。
あるのに売れてないだけなのか。
調べてないのでわかりませんが。
ぜひ、トップクリエーターの皆様。
どうか、
どうか、
どうか、
プレミアムフライデーのために(実はどうでもいい)、
どうか。